いいの見つけた!

出会って良かったと思った。その本は・・
「猫なんか呼んでも来ない」と言う本。猫マンガ本。
たしか、来年映画化されるからすでに知ってる人も
多いと思う。

ボクサー志望の弟と漫画家の兄貴が、ある日捨て猫を
拾った。その猫と生きた時間の物語。

猫は兄弟に希望を与えて、生きる糧までも与えた。
その猫に出会わなければ、この本は生まれなかった。

ボクサー志望の弟はいつしか漫画家になった。
その猫と生きた時間をまったりと、いきいきと
そして悲しみと喜びとをマンガで描いた。
それがこの実話の猫本です。

この本に出会えてよかったと思った。
悲しくて涙が止らなくなるシーンもある。
そこ、違うぞ!って言いたくなるシーンもある。

でも、
拾われた2匹の猫達は
この兄弟に拾われて良かったと思う。
読んでみてね。

      本
その1からその4と言う形で4巻まで出ています。

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山ねこ拝の置き土産

猫山とりぐんどの話

(前記事「・・山ねこ拝より」を読んだ後でよんでね)

(ココから、つづき)

奇体な男はにやにやして言った。
「なら、はがきを見ただろ・・・・
文章はずいぶん下手だっただろう。」と

下を向いて悲しそうに言った。
なんだか少年は気の毒に思い
「なかなかな文面でしたよ」と言葉を返した。

とたんに、男は耳まで真っ赤にして、
嬉しそうな顔をして、
「字はどうだ?どうせ小学生の書くような字と
バカにするんだろう・・・」
「いいえ、大学生の書いたものに思えました」と
少年が答えると、奇体な男は
「あれは、わしが書いたのだよ・・・
わしは、山猫様の馬車・・・別当というものだよ。」
といいました。

その時、風がどう~と吹いて、草が波立った。
馬車の別当が急に丁寧なお辞儀をしたので振り向くと
そこには、
黄色い陣羽織を着た緑色の目をした山猫が立っていた。

(山猫の耳はとがっているな~)などとおもっていると
山猫はぴょこっとお辞儀をした。
あわてて返礼をし、少年は、はがきの内容をたずねた。

山猫は、ひげをピンッと引っ張って
ふんぞり返って話し出した。

「毎年この裁判には頭を悩まします。なにせ・・・
とにかく、貴方のお考えをうかがいたいと思いまして・・
まあ、ゆっくりおやすみください。
じきにどんぐり共もまいりましょう。」

そう言うと
山猫は懐から葉巻を一本取り出して口にくわえながら
「いかがか?」と少年に葉巻を勧めた。
(気取りやだね。山猫ちん)

葉巻を断る少年を尻目に山猫は
「まだお若いから」と、笑って、
わざと渋い顔をしながら煙を吐き出した。
(それとも、鼻持ちならないやつか~山猫ちん)

その後ろでは、馬車の別当(奇体な男)が
しゃんと気をつけの姿勢で待機しているけど
煙草が欲しいのをよほど我慢しているのか
ぼろぼろと涙を流しているのが見えた。

(う~ん、たぶんね。煙が目にしみただけだと思うよ)
・・・・・・・・・・・・

足元で塩のはぜるような音がした。見ると
黄金の丸っこい物が列をなして行進している。
数も300やそこらじゃきかないぞ!

よく見ると、
赤いズボンをはいた黄金のどんぐり達だった。

「来たな!あいつらは蟻のようにやって来る。
おい!ここの草を刈れ。
今日はここが日当たりがいいから、ここで始めよう」

馬車別当がせっせと草を刈り始めると、
あちこちから黄金のどんぐりが飛び出してきた。
・・・・・・・・・

ガラン、ガラン・・別当がベルを鳴らすと
どんぐり達は少しばかり静かになった。

いつの間に着替えたのか?

長い長い繻子の着物を着た山猫が改めて登場!
えばった様子で真ん中に陣取ってコシをおろした。

山猫が言うには裁判は今日で3日目。
そろそろ仲直りしたらどうだと、どんぐり達に
勧めます。

どんぐりは、
「一年に一度の決め事!この中で誰が一番偉いか
決めない事には・・・とにかく、一番偉いのは、
一番背の高い私なのです。」と言えば

「何を!一番偉いのは一番太っている私だー。」
「いや!一番チビの俺が偉いー」と切が無い。

山猫はその度に、「今日で3日目だ。いい加減な~」
と、同じセリフの繰り返し。

山猫にやっと、意見を求められた少年は、
「この中で、一番バカで、めちゃくちゃで、
まるでなっていないやつが一番偉いのだ」と、
言ってみたらといった。

「ほう!なるほど・・」(山猫!理解が早い。)

山猫は、繻子の襟をちょっと開いて、
黄色の陣羽織をチラッと見せると、
どんぐり達に向かって口を開いた。
(伊達な山猫。お洒落心をいつでも発揮)

「静かにしろ!この中で一番偉くなくて、ばかであほで
頭の一番つぶれたようなやつが一番偉いのだ~。」

どんぐりはそれを聞いて固まってしまいました。
・・・・・・
(じぁあ、お前だな。とか
別の押し合いが始まりそうだけど???・・)
・・・・・・・・・・・・・

「いや~、さすが。こんな3日がかりの裁判を1分半で
片付けるなんて。・・・」そうだ!

「ぜひ、名誉判事になってください。葉書がいったら
来て下さいますか。その度にお礼はします。」と山猫。

「いいですよ。でも、礼は要りません。」

すると山猫は
「それはなりません。私の人格に関わりますから・・
お礼はキチッとしますし、これからは
葉書に一郎殿と書かせていただきます。・・・」

山猫はまだ何か言いたそうです。
しばらく、ひげをひねって目をパチパチ。とうとう
決心して口を開きました。

葉書の文面は
「用事ありきにつき、明日出頭すべし」では
どうでしょうか?

少年は笑って言いました。
「それは何か変ですね。やめたほうがいいですね。」

山猫は残念!言い様がまずかったか?と、下を
向いていましたが、あきらめて言いだしました。

「それでは、文面はそのままに。今日のお礼として
鮭の頭と黄金のどんぐり一升分どちらがいいですか」

黄金のどんぐりを頼むと、山猫は鮭の頭じゃなくて
よかったと胸をなでおろした。

そして、馬車別当に
「一升にたりなかったら、メッキのどんぐりも混ぜて来い」と
隠しもせずに言った。

幸いメッキは混ぜられずに済んでお別れの時、
あくびをしながら山猫は帰りの馬車を用意してくれた。

大きい白いきのこで出来た馬車。
ねずみ色のおかしな馬がついています。

「さあ、送りましょう。」二人は馬車に乗り込んだ。


馬車は草地を離れ、木や藪が、辺りがグラグラと揺れます。

少年は黄金のどんぐりを見、
山猫はとぼけた顔で遠くを見ていました。

なんだか、馬車がすすむにつれて
どんぐりの輝きが薄れてくるような???

まもなく、馬車が止った頃には
すっかり茶色の普通のどんぐりに戻っていました。

顔をあげると、
黄色の陣羽織を着た山猫の姿も奇妙な男の別当も
白いきのこの馬車の姿も一度に見えなくなって・・

少年は、どんぐりの升を持ったまま
すっかり日の暮れた家の前に立っていました。

それから・・・
山ねこ拝と言う葉書は2度と少年の元には
届かなかった。

少年は、時々思うのです。
あの時、山猫の言う通りの文面でいいよ。と
返事をすればよかったかも・・・と。


黄色い陣羽織、葉巻をくわえた猫!
会って見たいなぁ~と、おもいませんか。

(文面は、分かりやすくするために、
      現代語にアレンジをしています。)
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最後まで、お付き合いありがとうございます。

・・・山ねこ拝より

質問です。
「らしばんしんで」とは何の事ですか?

何だろう?なんの事だろうと散々考えて
笑ってしまいました。

先日、記事にした宮沢賢治の短編集に含まれていた
物語の1つなんだけど、読まずに飛ばしていた物語。

   b・宮沢賢治1

読み始めても題名の意味が?のまま。
そして、あ~!と気づいた!

「月夜のでんしんばしら」だったんです。

右読みって・・・
昔は、日本も右読みだったんですね~。
左利きにはいいけど、作法の1つとして右利きに統一する
傾向の強い日本。

そんなのも関係して左からの読みに変ったのかな?

中身は縦書きなんだけど、しばらくピンとこなかった。
あまり好みではない内容なので、頭に入っていません。(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドラゴにとって好みは最優先!
なので猫山とりぐんどの話し

     b・宮沢賢治3

「ネコ山とりぐんど」ではないですよ~。

さて、
一通の奇妙な葉書が、少年の家に届いた。
字は下手で、インクも生乾きなので紙面が黒ずみ
全文ひらがなのとても読みづらいものだった。

でも、少年は嬉しくてたまらない。
気持ちが高ぶって夜も寝付けない。
だって、文の結びには「山ねこ拝より」と
あったんだから・・・

山猫のにゃ~とした顔や、
面倒な裁判するから?おこしくださいって?・・
でも、飛び道具は持たずに来い?・・

色々考えると遅くまで眠ることは出来なかった。

翌朝、山猫がいるであろう山に向かいます。

「お~い、栗の木!ここを山猫が通らなかったかい?」
「おい、きのこ!山猫をしらないかい?」

返る答えは
「山猫は馬車で東に向かったよ。」・・西だ南だと
尋ねるものによってまちまちの返事。
(この辺りは、「不思議の国のアリス」の
時計を持ったウサギの行方をアリスが尋ね歩くのと
似ている。)

(どっちが先に、書いたんだろう?)と思いつつ、
読み進み

少年は最終的に南の森へ向かう。そして・・
草原にたたずむ不気味な男に会う。

恐る恐る男に近づくと、さらにその奇妙な風貌に
生唾を飲みつつ、尋ねた。

「山猫をしりませんか?」

背が低く、おかしな形?の男は
手に皮のムチを持っていて片目。
見えない方の目は白く、びくびく動いている。
足がひどく曲がっていて、山羊のようだ。
つま先は、平たくて、
まるでご飯を盛るヘラのような形をした男は

「山猫様なら、すぐに戻ってお出やるよ」と答えた。そして
「お前は一郎さんだな!」と名指しで少年を見た。

少年は、一歩後ろへ下がりながら
「どうして、僕の名を知っているんですか」と聞き返した・・

                    つづく・・・

(ココまでどう?面白いでしょう?続きは次回で完結
           お楽しみに~。・・してくれる?)

     b・山ネコ拝1
うちの「山ねこ拝!」テーブル野原で何か物色中?


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どんぐりと山猫の話

猫山とりぐんどの話し

     b・宮沢賢治3

「ネコ山とりぐんど」ではないですよ~。

さて、
一通の奇妙な葉書が、少年の家に届いた。
字は下手で、インクも生乾きなので紙面が黒ずみ
全文ひらがなのとても読みづらいものだった。

でも、少年は嬉しくてたまらない。
気持ちが高ぶって夜も寝付けない。
だって、文の結びには「山ねこ拝より」と
あったんだから・・・

山猫のにゃ~とした顔や、
面倒な裁判するから?おこしくださいって?・・
でも、飛び道具は持たずに来い?・・

色々考えると遅くまで眠ることは出来なかった。

翌朝、山猫がいるであろう山に向かいます。

「お~い、栗の木!ここを山猫が通らなかったかい?」
「おい、きのこ!山猫をしらないかい?」

返る答えは
「山猫は馬車で東に向かったよ。」・・西だ南だと
尋ねるものによってまちまちの返事。
(この辺りは、「不思議の国のアリス」の
時計を持ったウサギの行方をアリスが尋ね歩くのと
似ている。)

(どっちが先に、書いたんだろう?)と思いつつ、
読み進み

少年は最終的に南の森へ向かう。そして・・
草原にたたずむ不気味な男に会う。

恐る恐る男に近づくと、さらにその奇妙な風貌に
生唾を飲みつつ、尋ねた。

「山猫をしりませんか?」

背が低く、おかしな形?の男は
手に皮のムチを持っていて片目。
見えない方の目は白く、びくびく動いている。
足がひどく曲がっていて、山羊のようだ。
つま先は、平たくて、
まるでご飯を盛るヘラのような形をした男は

「山猫様なら、すぐに戻ってお出やるよ」と答えた。そして
「お前は一郎さんだな!」と名指しで少年を見た。

少年は、一歩後ろへ下がりながら
「どうして、僕の名を知っているんですか」と聞き返した・・

                    つづく・・・

(ココまでどう?面白いでしょう?続きは次回で完結
           お楽しみに~。・・してくれる?)

     b・山ネコ拝1
うちの「山ねこ拝!」テーブル野原で何か物色中?


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当ブログ記事「・・山ねこ拝より」一部引用

山猫軒の魅力

猫好きの皆さん!犬好きの皆さん!
(どっちも好きだよね)でも、

今日は対決です。
想像力フル回転!

あなたが、
犬を連れ道に迷い、お腹を空かせてさまよう山の中。

現れた一軒の洒落たレストラン
看板には西洋料理「山猫軒」の文字

そうです。皆さんよくご存知のあの話し!

宮沢賢治の注文の多いレストラン

     b・本3
   (この本は、短編集。楽しい話がいっぱい。)

レストランの中で繰り広げられる猫とのやりとり。

ついには化け猫だと気づくが!猫の勝ち~と言う所で
いつの間にやら主人を置いてどこかに行っていた
犬が「わんわん」と化け猫を追い払う。

気絶から気が付いた2人は
枯れ草の何も無い森の中で唖然とし、
「ところで君、お腹が空いたな~」となる。

よく出来た物語だと思わない?なにがって
隠された意味と比喩が。

読み見込むほど、てんこ盛りです。

まず、西洋軒での出来事は夢か幻か。?
現実と混同させる終わり方だと普通は考える。
夢と考える人が多い。でも

宿に戻った2人の顔は温泉につかっても
二度と戻らなかった。

レストランが影形なく消えたとき、猫の声とともに
風が舞って木の葉も舞う。

宮沢賢治の作品には猫がよく登場します。
猫好きだったんですね。だからこそ、
この描写は、猫が暴れるとき猫毛が舞う猫毛を
木の葉に例えている。

猫派の宮沢賢治!
はじめは犬の事を、
主人をおいてさっさと逃げた薄情モノに思わせながらも
実は犬は里に人を呼びに行っていた忠犬で結びます。
(多分、犬も好きなはず)


でも、犬が里に人を呼びに行ってるなら
一緒に帰ればいいはず。

帰れない理由は、2人とも腹が空いて体力がなかったから。
(かけつけた人から、たらふくダンゴをもらい食べるてる)

仮に化け猫が夢幻じぁないのなら
猫は犬の声に驚いて退散しているのだから、
人を呼びに行く必要が無い。
なので、犬が里に人を呼びに行ってる時点では
空腹で2人は動けなかっただけ。

そんな犬がさっさと2人をおいて姿を消した事を
2人は役立たず呼ばわり。
そして、わんわんとダンゴ持参の犬を
今度は、「お前たち~」と信頼するとかね。
(人間の身勝手さをとってもうまく表現)


田舎の山の中の西洋軒。なぜに、蕎麦やじゃないのか?

ココでは、猫の賢さを
その時代の世情に例えて、表現してる。

バターやクリーム!
「ほほう!アチャラの食べ物にそんな調理法?」
・・・もあるのか?と思わせるあたりです。

賢治は、田舎から東京で過ごした時期もあり
今では考えられないカルチャーショックや
驚きを物語のなかで表現した。
(賢治自身の体験ですね)

それと、もしかしたら、猫好きの宮沢賢治は
化け猫を女性に例えていたのかもしれない。

都会で綺麗な猫に
惑わされた経験をね!

「フレンチがいいわ」なんてね。
そして、深みにはまる前に「ドロン」って!
目覚めたときに姿なく・・って所もミソです。

連れの犬に泣き付いて慰められる辺りが、
皆さんもあるよね?
「やっぱりお前たちだけだよね。オイオイ」という所かな。

で、温泉に入っても、
泣き崩れた顔のしわは元に戻りませんでした。が
化け猫が経営する山猫軒にひっかかったのは
現実だったとなり・・・。
賢治の失恋の心情表現かな~

以上、ドラゴの解釈でした。
面白いでしょ。

余計だけど、
山の中って場所もポイントです。
料理屋とは名ばかりの・・その・・がね!
そんな悲しい場所に、純真な賢治は分けもわからず
連れて行かれて、嫌だし怖かった。って解釈も
なきにしもあらず。

どうか、前者の解釈のほうでありますように。

皆さん、子供の時に読んだとき、
犬、猫、人間。どれに感情移入しましたか?

多分、本によっては温泉のくだりまで載って
いないかも?

ドラゴも大人になって読み直したこの本で
最後は温泉?なんてびっくりしたから。

子供の時も、今もなぜか?
猫(化け猫)に感情移入。猫可哀想にって感じです。

化け猫が現れても、お前、にゃんこだろ?

「化け猫にした人間がわるいよなぁ~。
カリカリか?缶カンがいいか?さぁ!お食べ」

なんて言ってしまいそうです。

どっち?どっち?

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プロフィール

バジル

Author:バジル
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